Queen(戦慄の王女)

【歌詞&和訳】Keep Yourself Alive/炎のロックンロール(QUEEN/クイーン)

QUEENの1stアルバム、Queen/戦慄の王女から1曲目のナンバーです。
クイーン初のシングル曲でもあります。(当時はあまり売れなかったけど…)
シングル発売から一週間後にファーストアルバムが発売されています。

デビュー曲なのになんとドラムソロが入っているという衝撃。
冒頭の切れ味鋭いギターリフが特徴的で、ブライアンとロジャーがこれでもか!と前面に出てくる疾走感溢れる曲です。

歌詞と和訳-Keep Yourself Alive/炎のロックン・ロール

作詞・作曲: ブライアン・メイ
シングル: 1973年7月6日発売
初出アルバム: Queen/戦慄の王女(QUEENの1stアルバム)・1973年7月13日発売

[Verse 1]
I was told a million times of all the troubles in my way
Mind you grow a little wiser, a little better every day
But if I crossed a million rivers
And I rode a million miles
Then I’d still be where I started,
bread and butter for a smile
I sold a million mirrors in a shopping in alley way
But I never saw my face in any window any day
Now they say your folks are telling you be a superstar
But I tell you just be satisfied,
And stay right where you are

僕の選んだ道がいかに厳しいか しつこく忠告を受けた
もっと賢くならなきゃ 少しでもよくなるように
だけど どんなに川を渡っても
どんなに道を歩いても
まだ振り出しに過ぎない
笑顔ひとつでやっていくのさ
狭い路地で 数え切れないくらい鏡を売ってきたけど
どの窓にも僕の顔は映っていなかった
みんなはスーパースターになれっていうけど
僕がきみに伝えたいのは
いまの自分に満足すべきだってこと
 

[Chorus]
Keep yourself alive, keep yourself alive
Take you all your time and money,
Honey, you’ll survive

自分を生かせ 生き続けるんだ
時間と金をうまく使えば
きみはなんとか生きのびられる
 

[Verse 2]
Well, I loved a million women in a belladonic haze
And I had a million dinners brought to me on silver trays
Give me everything I need to feed my body and my soul
Well I’ll grow a little bigger,
Maybe that can be my goal
I was told a million times of all the people in my way
How I had to keep on tryin’ and get better every day
But if I crossed a million rivers
And I rode a million miles
Then I’d still be where I started, same as when I started

ベラドンナのもやの中で星の数ほど女を愛した
銀のトレーで運ばれる豪華な食事も味わった
僕の体と心を満たす あらゆるものをくれよ
もう少し成長すれば
それが僕のゴールなのかもしれない
いままで出会った多くの人に うんざりするほど聞かされたよ
努力を続けて日々成長していかなくちゃいけないって
だけど どんなに川を渡っても
どんなに道を歩いても
まだ振り出しなんだ
スタート地点から変わらない
 

[Chorus]
Keep yourself alive, keep yourself alive
Take you all your time and money,
Honey, you’ll survive

自分を生かせ 生き続けるんだ
時間と金をうまく使えば
きみはなんとか生きのびられる
 

[Chorus]
Keep yourself alive, keep yourself alive
Take you all your time and money to keep me satisfied

自分を生かせ 生き続けるんだ
僕を満足させるために 時間と金を使うんだ
 

[Bridge]
Do you think you’re better everyday
No I think I’m two steps nearer to my grave

日ごと成長してると感じるかい
いいや、自分の墓に2歩近づいただけさ
 

[Chorus]
Keep yourself alive, keep yourself alive
You take your time and take my money
And keep yourself alive

自分を生かせ 生き続けるんだ
時間と金をうまく使えば
きみはなんとか生きのびられる
 

[Chorus]
Keep yourself alive, keep yourself alive
All you people keep yourself alive

自分を生かせ 生き続けるんだ
みんな 生きのび続けるんだ
 

[Chorus]
Keep yourself alive, keep yourself alive
Take you all your time and money to keep me satisfied

自分を生かせ 生き続けるんだ
僕を満足させるために 時間と金を使うんだ
 

[Chorus]
Keep yourself alive, keep yourself alive
All you people keep yourself alive
Take you all your time and money,
Honey, you will survive
Keep you satisfied……

自分を生かせ 生き続けるんだ
みんな 生きのび続けるんだ
時間と金をうまく使えば
きみはなんとか生きのびられる
満ち足りた人生を生き続けるんだ……

日本語訳:もふお

曲の解説-Keep Yourself Alive/炎のロックンロール

Keep Yourself Aliveはハードロックとポップを組み合わせたような曲調で、途中にギターソロとドラムソロが挟まれます。贅沢やな!
加えてロジャーとブライアンによるフレーズの掛け合いもあって、とにかくいろいろ詰め込んであるQUEENらしさ全開の一曲。

https://www.instagram.com/p/BzkhNqMFP61/

曲は1970年にブライアン・メイによって制作されました。
ブライアンは後年、このときのレコーディングは満足のいくものではなかったと振り返っていますが、QUEEN前期を代表する名(メイ)曲のひとつであることは間違いありません。

謎の邦題、炎のロックン・ロール

さて、歌詞を改めて見てみると邦題に疑問符が。
いったいどこに「炎」成分があるんや?と感じたのは私だけではないはず…。
そもそも歌詞にも曲調にも炎感は感じられない。

いったいなぜ、炎のロックンロールになってしまったのか…
ダサい邦題の記念すべき第一弾である

まぁこれは日本の時代性がそのまま反映されてるのかと思います。
レコード会社は曲を売るためにタイトルをそのまま翻訳するのではなく、手っ取り早くアーティストの特徴だったり、曲のそれっぽいイメージに合ったオリジナルのタイトルを付ける。
クイーンを知らない日本人にQUEENってアツぅいロックンローラーなんだよ、どう?格好いいでしょ?買っていかない?みたいな。
クイーンに限らずこの時代の洋楽洋画の邦題は一事が万事そんな調子ですので、参考程度に考えたほうがよさそうです。

映画ボヘミアンラプソディでフレディが歌詞を間違えて怒られた曲

大ヒットした映画ボヘミアンラプソディで、フレディがQUEENとしての初めてのステージで披露した一曲がKeep Yourself Aliveです。

「But if I crossed a million rivers, And I rode a million miles」というフレーズを「 But if I rode a million rivers, And I crossed a million miles 」と間違えて歌ってしまい、曲の制作者であるブライアンに怒られてますw

歌詞に登場するベラドンナとはなんぞや?

歌詞に登場するベラドンナとは、くすんだ紫色の花を咲かせる西欧で自生する多年草です。
実は猛毒なので絶対に食べちゃだめなヤツです。
ベラドンナは幻惑状態を指すスラングでもあります。

紫色の花を咲かせるベラドンナの花

belladonic haze/ベラドンナ ヘイズは、フレディ、ブライアン、ロジャーが憧れていたギターの神様、ジミ・ヘンドリックスの楽曲「Purple Haze/紫のけむり」をオマージュした造語だと言われています。
パープル・ヘイズとは、ドラッグであるLSDが紫色のカプセルに入っていたため、LSDを指す言葉として使われているそう。

いやぁかっこ良すぎでしょう。ジミ・ヘンドリックスさんよ…
3人が憧れるのも頷けます。
ジミヘンはいわゆる27クラブ(27歳で死亡した偉大なミュージシャン)であり、1970年9月18日に亡くなっています。

死亡当時、フレディは24歳、ブライアンは23歳、ロジャーは21歳。
ブライアンは当時所属していたバンド「1983」として、1969年のジミ・ヘンドリックスのロンドン・オリンピアでのライブで前座を務めたこともある。(同じ建物ではあったが会場は別。)
フレディはジミヘンのライブが開催されるたびに追っかけて回っていたとか。
熱狂的なファンのひとりだったんですね。

ちなみに 27クラブ のドキュメンタリーをNetflixで観ました。1時間10分と短いので彼らのことを サクッと知るのにはちょうどいい感じです。
https://www.netflix.com/jp/title/80213148

Queen(戦慄の王女)の2011リマスターアルバムにはデモ盤も入っている!

1971年12月にウェンブリーのディ・レーン・リーのスタジオで録音されたデモ盤のKeep Yourself Aliveが、ボーナストラックとして収録されています。
ブライアン・メイの枕の下(嘘)で大切に保管されていた貴重なテスト盤です。
声も演奏もまだまだ荒削りではあるけれど、若々しさがいい意味で際立っています。

トヨタのCMに曲が使われています

トヨタのC-HRのCMに Keep Yourself Alive が使われています。
「 Keep Yourself Alive 走るなら、自分の道を。」
ストⅡ、北斗の拳、AKIRA、トミカとコラボしていて演出がかっこいい!
フルバージョンのCMはこちら。

動画-Keep Yourself Alive/炎のロックンロール

オフィシャルビデオ その1

フレディのかわいい(?)髪型、どう呼んだらいいのかわかりませんが、とても似合ってます。
フレディというと髭にタンクトップのゲイファッションなイメージが強いですが、こんな時代もあったんだねと…。
彼はアートスクール出身だったこともありファッションセンスも一線を画していたのがこの映像からもわかります。

長髪時代のフレディ

この頃の衣装は先述のジミ・ヘンドリックスや、デヴィット・ボウイ、T. Rexに代表されるグラムロックの影響が強かったのかなと思います。

ファッションリーダーフレディ・マーキュリー

クイーンの前身バンド「スマイル」のメンバーだったティム・スタッフェル(ベース)は、フレディの通うイーリング・アート・カレッジの同級生でした。
ティムがフレディをブライアンとロジャーに引き合わせたとき、あまりにエキセントリックでデーハーな格好のフレディに驚愕したとかw
のちにフレディとロジャーは古着売りの売店を共同経営しています。

フレディは常にシャレオツで目立った存在だったのか、というと…。

17歳でイギリスに来たばかりのフレディは、髪をオールバックにした古臭いファッションだったようで、妹のカシミラが「連れだと思われないようにいつもフレディの後ろを歩いていたの」なんて言っています。ひどいw
そりゃ遠く離れたザンジバルとイギリスでは流行からなにから全然違うよね。
カシミラちゃんにダサいと思われていたときの格好も見てみたい。。

美しいロジャー・テイラー

イケメン担当ロジャーさん。
いやぁ、本当にかっこいいな。クイーンの初期、日本では圧倒的ロジャー人気だったらしいがこりゃあ無理もない。
クイーンの4人をモデルにした少女漫画もあったとか…。
残念ながら現在は絶版になっているようですが、「クイーン 少女漫画」で画像検索するといろいろ出てくるので試しにクリックしてみてください。ンフッとなります。

漫画といえばシマあつこ先生のクイーンは最高です。

https://twitter.com/8beatgag/status/1136880526344671233

このフレディの顔ォォ!

髪型の変わらないブライアン・メイ

満を持してブライアン登場。
どの年代のライブ映像を観ても髪型が変わらないブライアン先生。
ご本人としては「いやぁ、あの頃は短くし過ぎちゃって焦ったよ」という主張があったりするのだろうか…。

オンザ眉毛の若かりしフレディ

なかなかオンザ眉毛(懐かしい響き)が似合う男性っていないと思うんですけどフレディは違和感がないですね。ユマ・サーマンもびっくりだよ。
体が華奢で中性的な雰囲気だからだろうか。
持ち前のスタイルのよさできらびやかな衣装にも負けていない。みんな素晴らしい立ち姿。

炎のロックンロールを演奏するブライアン

この動画ではディーコン・ジョンが暗くてなかなか視認できない!口惜しや…。
そこでジョンの存在感を感じるショットをどうぞ。
ブライアンのもじゃもじゃが帽子を浮かせてそうだ。

View this post on Instagram

Queen, On Air shortly. Stay tuned… #queenonair

A post shared by Queen (@officialqueenmusic) on

珍しく存在感を放つ、右から二番目ジョン・ディーコンさん(失礼)

オフィシャルビデオ その2

この動画はリリース後に編集したミュージックビデオなのかな?
モノクロ時代のテレビ・映画の映像が、ギグとシンクロした感じの作りになっています。

サイケデリックなフレディ

サイケデリックな加工が似合うこと!
このショット、レディ・ガガに似ている気がする。

細身の白スーツを着こなすフレディ

こちらではフレディ、白い衣装で登場。
足が長くて羨ましい限り。みんなスタイルいいなぁ!なに食べたらそうなんの?うどんではないよね。

くさりかたびらを着こなすフレディ

黒い衣装のときもチラッと見えていた、手にかかっているくさりかたびらみたいな銀色のこれ、なんでしょう。中指に引っ掛けて着るブラウスみたいなもの?
呼称がわかりまへん。
くさりかたびらだったら重すぎて動けないわな。少なくとも優雅にタンバリン振り回している場合ではない。

炎のロックンロールを歌うロジャー・テイラー

「 Do you think you’re better everyday (日々成長してると感じるかい)」ってロジャーが問いかけます。

いいや、自分の墓に2歩近づいただけさと答えるブライアン

「No I think I’m two steps nearer to my grave(いいや、自分の墓に2歩近づいただけさ)」と答えるブライアン。

このフレーズをフレディが歌うバージョンもあるようです。

1974年3月31日 ロンドンの レインボー・シアター でのライブ

1974年3月31日のレインボー・シアターのライブから。
映画ボヘミアンラプソディで演奏されたKeep Yourself Aliveはこのときのライブ音源を使っています。
フレディが歌詞を間違えるシーンは映画用に編集されています。

華麗にタンバリンを振るフレディ

華麗にタンバリンを振るフレディ殿下。
胸毛ですよ、胸毛。

フレディ・マーキュリーの若かりし(いや、若すぎる)姿です。
この笑顔よ!

https://www.instagram.com/p/By8Q-rrFuwM/

YouTubeのQUEEN公式チャンネル「Queen Official」では登録者が1000万人を超えたようです。おめでとうございます!
いつも(酔っ払って)観てるよ!

>QUEENに関するアレコレを綴っています

QUEENに関するアレコレを綴っています

クイーンの歌詞と和訳、曲の解説、おすすめMVをまとめています。